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結婚記念日におすすめのプレゼントは? 10周年・20周年・30周年・40周年…

結婚記念日は、夫婦が歩んできた年月を振り返り、互いへの感謝を伝える大切な節目です。記念日のプレゼント選びに迷う方も多いですが、年月を経るほどに「上質さ」や「長く使えるもの」を意識した贈り物が喜ばれる傾向にあります。

特に節目の周年には、一生ものの品を贈ることで、記念日がより特別な思い出となるでしょう。この記事では、10周年・20周年・30周年・40周年などの周年ごとにそれぞれにふさわしい結婚記念日プレゼントを、具体的なアイデアとともにご紹介します。

年を重ねるほど落ち着いた趣のある選択肢が増えてくることも、ぜひ楽しみながら読み進めてみてくださいね。

結婚記念日にプレゼントを贈る意味――なぜ節目を祝うのか

結婚記念日とは、単なる日付の確認ではありません。夫婦が互いに寄り添い、困難を乗り越えながら歩んできた年月を称え、これからも共に歩む誓いを新たにする日。

特に節目の周年は、「錫婚式」「磁器婚式」「銀婚式」「ルビー婚式」など、国際的にも名前が付けられており、贈り物の素材やテーマに伝統的な意味が込められています。

プレゼントを贈る行為には、「あなたとの時間を大切にしている」というメッセージが宿ります。言葉では照れくさくて言えない感謝や愛情を、物に込めて伝えることができるのが贈り物の力です。日々の生活に追われがちな中で、記念日という特別な機会を意識的につくることは、夫婦関係をより豊かに保つためにも重要な習慣といえます。

また、節目の年ほど価値ある贈り物を選ぶことで、その記念日の記憶が鮮明に残り、二人の共有の歴史として刻まれていきます。高価な伝統工芸品などは、その品が手元にある限り「あの記念日の贈り物だ」と思い出せる、時を超えた記念品となるのです。

10周年の結婚記念日プレゼント――10年の絆に贈る「錫」の美

錫婚式とはどんな節目か

結婚10周年は「錫婚式(すずこんしき)」と呼ばれます。錫は古来より「柔軟性がありながら変形しても元に戻る」という性質を持ち、どんな困難があっても二人の形に戻る夫婦の絆を象徴するとされています。10年という月日は、子育てや仕事の変化など様々なライフイベントを共に経験してきた証でもあり、プレゼントにもそれなりの重みを持たせたい時期です。

おすすめのプレゼント例

10周年のプレゼントとして特におすすめなのが、錫製の伝統工芸品です。日本では大阪の「能作」や富山の錫工芸が有名で、錫製のぐい呑み・花器・ぐい吞みセットなどは職人が丁寧に仕上げた逸品です。錫は使うほどに手に馴染み、独特の風合いが増していくため、長く愛用できる記念品として最適です。

  1. 錫製ぐい呑みペアセット(二人で晩酌を楽しむ日常に)
  2. 錫製一輪挿し・花器(インテリアとして飾れる)
  3. 錫のぐい吞み・茶托のセット
  4. 二人の名前や記念日を彫刻したオーダーメイド錫器

もちろん伝統工芸以外でも、10年の節目にふさわしい贈り物はあります。上質な旅行やペアのジュエリーも喜ばれますが、毎日の暮らしの中で使うたびに記念日を思い出せる「使える工芸品」は特別な価値を持ちます。予算感としては3万円〜10万円程度が多く選ばれています。

20周年の結婚記念日プレゼント――円熟を迎えた夫婦に似合う「磁器」の品格

磁器婚式という節目の意味

20周年は「磁器婚式(じきこんしき)」。磁器は繊細でありながら非常に硬く、長い年月を経ても美しさを保ち続けることから、20年の月日を共に歩み、揺るぎない強さと美しさを持つようになった夫婦の姿を映しています。子どもが成長して手が離れ始める時期でもあり、夫婦二人の時間を再び意識し始めるタイミングでもあります。

おすすめのプレゼント例

日本の磁器工芸は世界に誇れる文化です。有田焼(佐賀県)・九谷焼(石川県)・清水焼(京都府)など、産地ごとに異なる美しさがあります。20周年のプレゼントとして、名窯の手描き磁器セットや茶碗・酒器の名品を贈ることは、一生の記念になる最高の選択です。

  1. 有田焼のペア夫婦茶碗・湯呑み
  2. 九谷焼の花器や大皿(インテリアとして飾る)
  3. 作家ものの一点物磁器(数万円〜数十万円)
  4. 老舗窯元のティーセット

また、旅行を兼ねて産地に赴き、その土地の工芸品を自分たちで選ぶのも素敵な過ごし方です。ものを選ぶ体験そのものが記念になります。予算は5万円〜20万円程度が目安ですが、一点ものの作家作品であればそれ以上の場合もあります。二人の食卓に毎日並ぶ器は、日常の中に特別な記念日を息づかせてくれる贈り物となるでしょう。

30周年の結婚記念日プレゼント――円熟の美「真珠」で人生の折り返しを祝う

真珠婚式とはどんな節目か

30周年は「真珠婚式(しんじゅこんしき)」。真珠は長い年月をかけて貝の中でゆっくりと育まれます。砂粒という小さな核から始まり、年月をかけて輝きを増す様子は、30年という歳月をかけて深みと輝きを増した夫婦の姿そのものです。お子さんも社会に出るころで、夫婦二人の「第二の人生」を意識し始める大きな節目でもあります。

おすすめのプレゼント例

日本は世界有数の真珠の産地。三重県の伊勢・志摩エリアで育つ「あこや真珠」は、その光沢の美しさで世界的に高い評価を受けています。30周年のプレゼントには、品質の高い一連のあこや真珠ネックレスや、真珠のブローチ・イヤリングなどのジュエリーが特に喜ばれます。

  1. あこや真珠ネックレス(一連・品質証明書付き)
  2. 南洋真珠やタヒチ真珠のペンダント(存在感ある大粒タイプ)
  3. 真珠の帯留めや和装小物(和装を好むパートナーへ)
  4. 真珠を使った漆芸・螺鈿細工の工芸品

真珠ジュエリーはフォーマルな場でも映えるため、実用性の高さも魅力です。また螺鈿(らでん)細工のように真珠貝を用いた伝統工芸品も、記念品としての格式を持ちながら美術品としての価値も備えています。30年という人生の大きな節目に、本物の輝きを持つ品を贈ることで、これからの人生にも光を添えることができます。予算目安は10万円〜30万円以上。

40周年の結婚記念日プレゼント――深紅の輝き「ルビー」が語る40年の愛

ルビー婚式という特別な節目

40周年は「ルビー婚式(るびーこんしき)」。情熱と愛を象徴する深紅のルビーは、古来より「愛の石」として珍重されてきました。40年間連れ添った夫婦の、深く、強く、そして熱のある絆を表すにはこれ以上ない宝石です。40年という月日は、二人が人生の大半を共に歩んできたことを意味し、この節目にこそ最高の贈り物を選んでほしいと思います。

おすすめのプレゼント例

ルビーのジュエリーはもちろん、この時期だからこそ「一生の宝物」と呼べる高価な伝統工芸品をプレゼントする選択も非常におすすめです。たとえば京都の西陣織を使った帯や着物、輪島塗の最高級漆器セット、あるいは鎌倉彫の欄間飾りなど、日本の職人が生涯をかけて磨いた技術の結晶は、40年という節目にふさわしい重みを持っています。

  1. ルビーのリングやネックレス(ペアジュエリーとして)
  2. 輪島塗の最高級お重や椀セット
  3. 西陣織の帯・袋帯(着物好きなパートナーへ)
  4. 人間国宝や著名作家による工芸作品

40周年は、量より質・流行より本質を大切にする年齢だからこそ、長い歴史に裏打ちされた伝統工芸が最高の贈り物になります。予算は20万円〜100万円以上と幅がありますが、一生手元に置く品であることを考えれば、それ相応の価値ある投資といえます。二人の40年を称えるにふさわしい、真に特別な一品を選んでください。

結婚記念日プレゼントに「伝統工芸品」という選択肢

なぜ伝統工芸品が節目のプレゼントに向いているのか

10年・20年・30年・40年と積み重ねてきた年月は、それだけで人の心を成熟させます。若いころは「今を楽しむ体験」や「流行のもの」が喜ばれがちですが、年を経るにつれて人は「本質的な価値を持つもの」「長く使えるもの」「歴史と技術に裏打ちされたもの」に惹かれるようになります。伝統工芸品は、まさにそうした価値を体現する存在です。

職人が何年・何十年もかけて磨いた技術によって生み出される工芸品は、量産品とは異なる「魂のある品」として、受け取った人の心に深く刻まれます。また、使うほどに風合いが増し、経年変化を楽しめる点も、夫婦の歩みとシンクロして感じられるものがあります。

日本の伝統工芸品ジャンル早見表

ジャンル代表産地・作品特徴
漆器輪島塗・会津塗・越前漆器使うほどに艶が増す。重箱・椀・盆など実用性高
陶磁器有田焼・九谷焼・清水焼食卓で毎日使える。美術品としての価値も
金工・錫器能作・富山錫工芸柔軟で経年変化が美しい。酒器・花器など
染織西陣織・友禅・結城紬着物・帯・インテリアファブリックとして
螺鈿・蒔絵京都・金沢真珠貝や金粉を用いた精緻な装飾工芸

記念日の節目に伝統工芸品を選ぶことは、日本の文化を次の世代にも伝える意味も持ちます。贈る側も受け取る側も、その品の背後にある歴史や職人の物語を知ることで、プレゼントがより豊かな体験となるでしょう。

結婚記念日プレゼントの選び方!後悔しないための3つのポイント

① パートナーのライフスタイルに合わせる

どれほど高価な品でも、パートナーの生活スタイルや好みに合わなければ喜ばれません。普段から着物を着る方には染織の工芸品、インテリアにこだわる方には陶磁器や漆器の飾り物、お酒が好きなカップルには錫の酒器セットなど、「その人の日常に馴染む品」を選ぶことが、長く愛される贈り物の条件です。

②「一生もの」を意識した予算設定をする

節目の周年記念は、普段の誕生日プレゼントとは性格が異なります。20周年・30周年・40周年ともなれば、「消えてしまうもの」より「残るもの」に予算をかけることを検討してみてください。伝統工芸品は高価に見えますが、一生使えることを考えれば費用対効果は非常に高いといえます。また職人の技術や文化的な価値を考えると、その価格には十分な理由があります。

目安として、10周年は3万〜10万円、20周年は5万〜20万円、30周年は10万〜30万円以上、40周年は20万円〜というイメージで考えると選びやすくなります。もちろん予算に合わせた選択が最優先ですが、節目の年だからこそ少し奮発することで、その記念日の記憶が特別なものとして深く刻まれます。

③ 贈る「物語」をセットにする

伝統工芸品を贈るときは、その産地の歴史・職人の技・素材の意味などを一緒に伝えると、贈り物の価値が何倍にも膨らみます。

産地を訪ねる旅行をプレゼントに組み合わせたり、職人のアトリエを訪問するツアーに参加したりするのも、二人の記念日にふさわしい豊かな体験となります。ものだけでなく、そのものをめぐる「体験と物語」ごと贈ることが、記念日プレゼントの真髄といえるでしょう。

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RADDY編集部
伝統工芸にまつわる記事を執筆・監修しています。